小泉農林水産大臣は今日、備蓄米の随意契約での売り渡しに関する詳細を発表した。新たに発足したコメの価格高騰に対応するチームに訓示した。これまでに3回に渡って放出された備蓄米は令和5年と6年産の計31万トンだったが、今回は令和3年と4年産の30万トンで、年間1万トン以上のコメを扱えるネット通販含む大手小売業者に平均60キロあたり11556円で売り渡すとしている。これは今までの平均落札価格の半額程度。これに一般的な流通経費が上乗せされると店頭価格は5キロ2160円程度になると試算されている。また業者希望の場所まで運んでの引き渡しとし、政府が同量を買い戻すという条件は盛り込まれない。農水省は、今回放出される備蓄米は早ければ来月上旬にも店頭に並ぶ見通しとしている。小泉大臣は今後売り渡し先の拡大も検討していくとしている。小泉大臣は、随意契約のあり方も改善を繰り返したいと話した。