政府の備蓄米のうち、一般競争入札で放出されたのは31万トン(令和6年産、5年産)。随意契約で放出され販売されている30万トンは主に令和4年産、3年産。追加放出の20万トンは令和3年産、2年産。大手小売業の間では、すでに随意契約で購入済みの備蓄米の販売に専念し、追加購入については慎重な姿勢を示す 企業が相次いでいる。地域により随意契約の備蓄米が届いていないところもある。小泉農相は、ミニマムアクセスで輸入された米の活用や、緊急輸入なども検討する方針。 2011年の東日本大震災のときに4万トン、2016年の熊本地震の時に約90トンの備蓄米を主食用のコメとして使用した。主食用のコメの不足による放出は過去にない。