続いては、養鶏の神である浅野敬貴。養鶏歴60年で、東京で2軒しか生産していない東京しゃもを養鶏しているという。軍鶏の始まりは江戸時代初期で、鶏同士を戦わせ合う闘鶏から輸入された軍鶏が戦いに負けてから食用に回され、軍鶏鍋が大流行し、坂本龍馬も大好物だったという。しかし日本特有の蓄養動物のため、昭和16年に天然記念物に指定された。戦後、安価な食用の鶏としてブロイラーが普及すると飼育に手間がかかる軍鶏は食卓から消えていった。そんな中、昭和59年に元々の軍鶏と別の種をかけ合わせた東京しゃもが誕生したという。親子丼発祥とも言われる名店・玉ひでも絶賛している神の養鶏場であるあきる野市にある浅野養鶏場へ訪れた。東京しゃもと名乗るには、魚を丸ごと使った指定のエサを与え、120日以上の飼育などの厳しい条件が必須でコストもかかるため、高級品と呼ばれている。また、ももの筋肉が発達しており、煮込みきっても味が残るのが特徴。
