きのう都内の鮮魚店に行くと、サンマ1匹450円で販売されていた。豊漁で価格が下がっていたサンマだが、こちらの店では今年1番安かった先月は1匹230円で販売されていたが、きのうは450円と2倍になっていた。なぜサンマの価格が高騰しているのか。全国さんま棒受網漁業協同組合によると、このままのペースで水揚げすると漁獲枠に達する可能性があるため、現在漁の休業措置をとっているのだそう。さらに、発泡スチロールや氷などの在庫が不足しているという。同じ豊漁でもオトクな海の幸がある。去年1杯約1000円で販売されていたスルメイカだが、きのうは半額の500円だった。水揚げ量全国2位の青森県、太平洋沿岸では水揚げ量が去年の2.4倍になっているという。なぜ豊漁になったのか、水産庁の担当者に話を聞く。「まだ明言はできないが、産卵場の面積が広くなった」と話した。水温変化による産卵場の拡大と黒潮の大蛇行収束による海流の変化だという。スルメイカは、豊漁による値下げは今年いっぱい続くと推測されている。
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