UAゼンセンは、繊維流通サービス業など、およそ2200の組合でつくる産業別労働組合で、組合員190万人余りと、連合の傘下で最も多く、中小企業や非正規雇用で働く人が多く加入している。きょう、来年の春闘に向けた集会が開かれた。その上で、実質賃金の上昇を定着させ、人手不足へも対応するため、ベースアップ相当分として4%、定期昇給分を合わせると6%を基準とする賃上げを要求する方針を明らかにした。これは連合が掲げる5%以上を上回る水準。さらに、政府が最低賃金を大幅に引き上げる目標を掲げる中、非正規雇用で働く人については7%を目安とし、時給の引き上げ額としては80円を目安に、さらに上積みを求めるなどとしている。この方針は来年1月の中央委員会で正式に決まる予定。