コメの元になる「種もみ」が不足。初回の入札で対象となった15万トンのうち約14万2000トンが落札された備蓄米。全体の9割を超える約13万3000トンをJA全農が落札していたことがわかった。あさってから7万トンを対象に2回目の入札が行われるが、価格の下落に繋がるか不透明な状況。ゆうゆう農園ではある取り組み。ゆうゆう農園・山田代表は「主食用米の方を去年から比べると今年は7割5分」。飼料用コメの面積の一部を主食用コメ用へ増やすという。150〜200トンの増産が見込まれる。主食用コメを増やすにも問題が。「種もみを探さなきゃいけない。コシヒカリ、あきたこまち、にじのきらめきに関しては残ってないよと言われた。足りない分は別の銘柄に切り替える」種もみの確保が問題に。去年11月には希望する銘柄が手に入らない状態だったという。種もみはコメの種子のこと。いまの時期ぐらいに種まきをする。発芽し始めたらビニールハウスへ。1か月ほど水やりをして苗へ育つ。1kgの種もみで約100kgのコメができる。種もみを販売するのうけん水稲部・光野部長は「全然足りていない状況ではある。全国的にまだ不足している」。品切れの所品があるうえ、新規の問い合わせも増えているという。銘柄によっては収穫したコメを使用可能。専用の機械などで処理や選別が必要。自前の「種もみ」を使い続けると品質などに影響がでるおそれがある。