全国銀行協会・加藤勝彦会長は春闘で満額回答が相次いだことを受け、日銀による大規模金融緩和策の修正が近いとの認識を示した。マイナス金利が解除された場合の影響については「経済や企業経営への影響は限定的と見込んでいる。海外投資家から見ればポジティブに捉えられると考えられる」と述べた。市場は楽観的なムードとなっている。きのうの日経平均株価は、ニューヨーク市場で半導体関連銘柄が下落した影響を受けて値を下げて始まったが、その後は上昇し終値は前日より111円高い3万8807円だった。反発したのは4営業日ぶり。金融政策決定会合は来週月曜日から開かれる。