ことし10月に発生した送金システムの障害は復旧までに2日かかり、550万件超の振込処理が遅れるなど利用者への影響が広がった。全銀ネットとNTTデータは金融庁の「報告徴求命令」に応じ原因と再発防止策をまとめた報告書を提出し、きょう内容を公表した。この中で障害の発生原因についてプログラムの開発段階で判断ミスがあったとした。また2日にわたって復旧できなかったことについて、大規模障害を想定したBCPや訓練が十分でなかったことが背景と結論づけ、再発防止体制づくりを進めるとした。
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