育英大学女子レスリング部の柳川監督は、群馬の地からパリ五輪の表彰台を目指すことに特別な思いを持っている。柳川監督は「第1回のインターハイ団体は群馬県の館林高校が優勝している」「群馬県イコールレスリングということを県民の皆さんに知ってもらえれば」と話した。柳川監督は中学卒業後に単身アメリカに留学し、異国でのレスリングに衝撃を覚えた。日本だと負けると怒られてばっかりだったがアメリカだと負けてるのに「タックル最高だった」と褒めてもらえたと話した。国内で全国2位となったが国際大会での目立った実績はなく指導者の道へ。群馬大学大学院博士課程医学系研究科で学び医学博士となった。そこで研究した効果的な減量の方法が今の指導に生かされている。摂取するカロリーや糖分を管理することで体重をコントロールし、急激な減量がまねくスタミナ不足を回避している。また頼れる人には頼ることを大切にしており、体力面ではトレーナーのプログラムに頼り医療面では部位ごとの専門医に診てもらっている。きめ細やかなサポートで元木咲良選手は大学に入って急成長した。