- 出演者
- 平子祐希 関根勤 小栗有以(AKB48)
京都市の鴨川沿いにある京都精華学園に通う満生小珀さん(16歳)は女子バスケットボール界のミライ☆モンスター。小学4年の時に父がYouTubeに投稿した動画が600万回再生され話題となった。7月にフランス・パリで開催された世界各国を代表する選手たちが1対1の技術を競う世界大会に日本代表として出場して2位となった。目標はインターハイ&ウインターカップの優勝と語った。京都精華学園の女子バスケ部はインターハイ3連覇・ウインターカップ2連覇中。小珀さんは1年生ながら夏のインターハイ全5試合に出場して大活躍し、優勝に貢献した。今回は全国の強豪8校による総当たり戦「U18日清食品トップリーグ」に密着した。
女子バスケットボール界のミラ☆モン・満生小珀さんの練習に密着した。小珀さんが所属する京都精華学園高校・女子バスケ部は部員数36人。インターハイ3連覇、ウインターカップ2連覇中。全国5連覇に導いた名将・山本綱義監督はナイスプレーが出ても無表情。成長を止めない為、あえて褒めないのが山本流。ケガを防ぐため、緩んだプレーはしっかり叱る。小珀さんについて聞くと、ドリブルのテクニックが神と称賛した。小珀さんのドリブルを映像で紹介し、彼女を昔からよく知る齊藤洋介選手(3×3元日本代表)に解説してもらった。足の間にボールを通し、方向転換などを行う「レッグスルー」が最大の武器で技術は突出しているという。小学3年のときから1日も休まず練習した賜物だった。雨の日も高速道路の下で父と練習した。過去にはボールを見ないでドリブルできるよう、2つの風船を落とさないようにしながらドリブルを続ける練習もした。
練習終わりに小珀さんの寮にお邪魔した。寮は韓流ブームで夕食前には韓国語で「いただきます」と挨拶した。メニューにはヤンニャムチキンがあった。食器は自分で洗うのがルール。寮生たちは笑顔が絶えなかった。
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今年のインターハイ上位チームを中心に選出された8校が総当たり戦を行う「U18日清食品トップリーグ」が迫っていた。大会4日前の練習では小珀さんに監督から厳しい声が飛んだ。監督は視野が狭くベストな選択ができていないと課題を指摘した。1対1が強い小珀さんはこれまでチームプレーを学ぶ機会がなかった。多くのバスケ選手が高校1年でぶつかる壁だという。中学までは若い世代の能力向上のため、1人に対して1人が守るマンツーマンディフェンスが2015年にルールとして定められたが、高校になると担当エリアを守るゾーンディフェンスが解禁されるため、よりチームプレーが求められる。初戦の相手はインターハイ3位の東海大学付属福岡高校。小珀さんのインターハイ平均成績は得点6.4、アシスト0.6。監督は8得点・2アシストをノルマに課した。京都精華が46-42で勝利したが、小珀さんはフリースローの2得点のみに終わり、試合後のインタビューでは悔し涙が止まらなかった。翌日の相手は同じ京都のライバル・京都両洋高校。
京都精華学園の山本綱義監督についてトーク。関根勤は「厳しさの裏にある愛が伝わっている」などと語った。中学・高校時代にバスケ部だった関根は「フェイントの関根」と呼ばれていたという。あんなにドリブルの上手い選手を見たのは初めて、シルク・ドゥ・ソレイユに出れると語った。
「U18日清食品トップリーグ」の第2戦。京都精華の相手は同じ京都のライバル・京都両洋高校。満生小珀選手は得意のドリブルでゴールを決めた。20秒後には息の合ったチームプレーで連続ゴールを決めた。
「U18日清食品トップリーグ」の第2戦。京都精華は69-67で京都両洋に勝利。満生小珀選手は8得点・3アシストの活躍で監督のノルマをクリアした。監督は10点以上を次のノルマとして課した。京都精華は16日まで行われるリーグ戦で優勝し、12月のウインターカップで3連覇を目指す。
前日に不甲斐なかったことを克服した満生小珀さん。相手も強かったと関根さんがいう。チームプレーも完璧だった。監督は、褒めなかったが期待している言葉を伝えた。
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