斉藤ブラザーズの依頼品は「お福人形 2体」。母親が着物メインの骨董の店を営んでおり、店の名前が「お福」だったそう。そこからお福の焼き物や人形を集めており、その中から譲り受けた2体。2人は色のついたお福の方が高いと見込んでいる。本人評価額は30万円と20万円の合計50万、結果は合計で60,000円だった。立っている方が5万円で、大正時代に有田で作られた色絵人形。座っている方は京都の伏見人形で、幕末~明治にかけて作られたものと見られる。古くないのに表面を汚して時代があるように見せかけている。背中に書かれた「天臼女命」は神話に出てくる神様とお福さんを同一視していたことが分かる。