八代亜紀さんを心の支えにしてきた杉本さんは県外にいることがほとんどのため家族に会えない。車内で聴くのは八代亜紀さんの歌でお気に入りの曲はおんな港町。八代亜紀さんが亡くなった半年後杉本さんは自らのトラックに八代亜紀の姿を描いた。
八代亜紀さんは23歳で紅白に初出場し人気歌手の道を歩み始めた。八代亜紀さんの故郷八代市にあるキャバレーで15歳の時親に内緒でステージに立ち初めて歌を披露した。しかし、父親に知られ勘当された。その後デビューし故郷の名を芸名にした。八代亜紀は度々キャバレーを訪れ40周年コンサートも開催した。キャバレーでは八代亜紀さんを偲んで多くの人が訪れる。
八代亜紀さんは東日本大震災や熊本地震の被災者に思いを寄せてきた。2021年大雨被害の球磨村を訪れた。八代亜紀さんを40年支えた茂木さんによると、八代亜紀さんの心には10代で故郷をはなれたときの思いが常にあった。
八代亜紀さんは長年八代ナザレ園に通っていた。知人に紹介されてから成長を見守り続けた。園長の富田さんによると、飾らない様子で子どもたちと接する八代亜紀さんの姿が印象的だった。毎年のクリスマスに八代亜紀さんからおもちゃやお菓子が送られた。八代ナザレ園には八代亜紀が描いた聖母マリアが飾られている。
去年12月八代市にあるキャバレーで八代亜紀さんを偲ぶ会が開催された。