千葉県八千代市は日本初の団地が誕生した東京のベッドタウン。知花くららがやってきたのは今日の作品の高齢者施設の52間の縁側。長さ76m、奥行き4.5mで細長い縁側に1.8mごとに柱が並ぶ。柱や梁といった構造体をむき出しにした素朴な作りで、その骨組に小さな3つの部屋を挿入する入れ子構造になっている。建物の1番南側にある部屋は、四畳半ほどのこじんまりした座敷に、奥の背の低い戸をくぐると、デイサービスの利用者が使う浴室が。窓を開け放つと露天風呂のような開放感が。長く伸びる縁側に心地よい風が通り抜け豊かな緑をのんびりと楽しめる。普段の様子を紹介。