サバが今、不漁で価格も上がっている。お店によっては仕入れられない事態も起きている。サバの名産地、千葉県・銚子市の漁港にある飲食店では塩焼きについて冷凍された地元、銚子産のサバを使っている。しかし、生のサバについては仕入れられてない。みそ煮は銚子産以外のサバに切り替えていた。千葉市の鮮魚店でもここ2、3日は入荷がなかった。市場で品薄となり量を確保するのもやっとの状態。さらに、仕入れ値も1.5倍ほど値が上がっているという。そのため去年より100円ほど高い322円で販売していた。食卓の味方、サバ缶も値上がり。国産のサバを使った缶詰を販売する会社タイランドフィッシャリージャパンでは原料の価格高騰などを受け5年前に比べ卸売り価格を40%ほど値上げした。東京都中央卸売市場ではサバ類の平均卸売り価格がこの10年ほどでおよそ1.5倍に上昇。太平洋の潮の流れなどの影響で餌が減少したことにより数年前からサバの漁獲量が急激に減っているという。2018年と比べるとおととしは26.1万トンと半分以下に。資源を守るため水産庁は先週、より漁獲量が減っている太平洋のサバ類の漁獲枠を巡り検討会を開き、来シーズンは7割から8割程度、減らす案が示された。
日本有数のサバの産地、青森・八戸市にあるホテル。訪ねてみると当分休業すると書かれた貼り紙が。サバの不漁で地元のサバを使ったホテルの名物、虎鯖棒すしが提供できないことなどから休業する決断をしたという。施設の老朽化も理由の一つだというが、今後、営業が再開できるのかについてはサバの漁獲量などを見つつ検討していきたいとしている。
日本有数のサバの産地、青森・八戸市にあるホテル。訪ねてみると当分休業すると書かれた貼り紙が。サバの不漁で地元のサバを使ったホテルの名物、虎鯖棒すしが提供できないことなどから休業する決断をしたという。施設の老朽化も理由の一つだというが、今後、営業が再開できるのかについてはサバの漁獲量などを見つつ検討していきたいとしている。
住所: 青森県八戸市売市2-12-21