去年1月に埼玉・八潮で発生した道路陥没事故。現場を指揮した当時の消防署長がNHKのインタビューに応じ、当時の過酷な状況について話した。八潮消防署長だった佐藤徹司さんが現場で見たのは直径10mほどの大きな穴で、隊員をクレーンで吊り下げるという異例の方法で救助活動を行った。しかし穴の中では崩落が続き、緊急退避が繰り返されて進入から6分後に隊員2人が負傷した。このうち1人は重傷で、現在も職場に復帰できていないという。また当初現場から10mほどの場所に指揮本部を設置していたがその真下が空洞化していることが発覚し、指揮本部を移動させた約8時間後に崩落した。大量の水や硫化水素などにも阻まれて救助活動は一時中断せざるを得ず、消防の活動が再開され男性が遺体で見つかったのは去年5月2日のことだった。一連の救助活動について有識者による検証では概ね妥当だと結論付けられたものの、情報共有のあり方などについて課題も指摘された。
