日銀がマイナス金利を解除したことにより17年ぶりに金利引き上げに踏み切った。今週火曜日に、日銀の植田和男総裁は「マイナス金利政策など大規模な金融緩和政策は役割を果たした」などと話し、一昨日17年ぶりに金利が引き上げられた。マイナス金利とは自分たちが銀行に預金しているように、日銀に預けている銀行側がこれまでは銀行が一定量を超えると手数料が発生していた。こうすることで日銀にお金を預けるよりも個人や企業にお金を回したほうが良いと思わせ、経済を活性化させようとしていた。今回マイナス金利を解除したことで手数料が無くなり、銀行に余裕ができることになる。今回の決定にメガバンク3社は普通預金など金利を引き上げることを発表した。三菱UFJ銀行は一昨日、普通預金の金利をこれまでの20倍の0.02％に引き上げ、三井住友銀行とみずほ銀行も来月1日から同じく0.02％に引き上げるという。またりそな銀行と三井住友信託銀行も同じく金利の引き上げを発表し、大手銀行5社が普通預金の金利を引き上げることになる。金利が上がった場合、住宅ローンはどうなるのか。住宅ローン金利には固定型と変動型があるが現在は変動型の金利のほうが低く、専門家は「今回の金利引き上げ幅であれば、変動型の方がお得な状況が続く」などと指摘している。また東京都内に本店を置く信用金庫が中小企業約800社に行った調査では半数以上が金利上昇の不安があると回答している。日銀は「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」と説明し、急激な金利上昇は避けられるとしている。
こうした中、また値上がりする見通しなのが家庭向けの電気料金である。値上がりするのは4月の利用分からで、太陽光などで発電した電気を電力会社が一定価格で買い取り、費用は消費者が一部負担する賦課金とするものである。大手電力会社の電気料金も4月利用分から全社で値上がりの見通しで、東京電力では559円・関西電力では543円値上がりするという。長引く物価高の今、家計の味方になるサービスが人気になっている。八王子市では毎週土曜日に卵の詰め放題が開催され、どれだけ詰めても500円である。詰め放題には一般的なサイズより小さめな卵が使用されている。詰め放題はネットが一瞬でも持ち上がれば成功となる。また千葉・印西市の店でもカップ焼きそばなどの詰め放題が500円で持ち帰ることができる。袋が破れても交換可能で制限時間は30分で15個詰めれば1個あたり約30円の計算になる。チラシなど広告をやめ費用削減をしたことで店の売上は約2割増加したという。来月はレトルト食品の詰め合わせを行うとのこと。更に人材育成に役立つサービスとして板橋区にオープンした「MEGAドン・キホーテ成増店」では精肉部門を伸ばすため希望する社員を対象に肉の切り方などを学べる「研修センター」を新たに開設し、研修生が練習のためにカットした肉だと正直に説明して、最大で3割ほど安く販売している。成増ミート研修センターの吉村センター長は「きれいに切っているとお褒めの言葉もいただいて、研修生も自信につながっている」などと話した。