きょう、最低気温が1.4℃となった東京・八王子。番組が向ったのは人気観光スポット・高尾山。さる園は2月は多いときで1日500人以上の観光客が来るとのことだが、きょうは寒さと雪の影響で誰もいない。しかしさる達は雪の中元気いっぱいに遊んでいた。また“サル団子”になり温め合っているさる達もいた。実はきのうも雪が降りしきるなか身を寄せ合い耐え忍んでいた。非常に冷え込んでいた事がわかる。一方、東京都心では夕方頃から雪が降り出し明日の朝にかけ積雪の恐れもある。交通障害や路面凍結に注意が必要だ。朝から気温が氷点下となっている神奈川県・箱根ではこのあと大雪となる見込みのなか「箱根海賊船」は桟橋凍結・荒天のため運航休止となった。きのう午後、関東各地では雪となった。隅田川からは湯気のようなものが立ち上っていた。水温より気温が低い時に発生する「気嵐」と見られる現象だ。都内では発生するのは珍しく、本来冬の訪れを告げる光景と言われれいる。きのうの都内は週末の春の陽気が一転し冬に戻った1日になった。あっという間に雪が積もったところもあった。おとといは22.1℃と5月上旬並の暖かさとなった東京都心だが、その後ぐんぐんと気温が下がり、きのうの午後4時には1.8℃となり気温差は20℃以上となった。景色も真冬へ逆戻り。急激な寒暖差は過去にもあった。2020年3月には満開の桜が咲く頃に都心で雪が降ったこともあった。この前日の最高気温は24.6℃だったが、わずか1日で20℃以上気温が下がった。きのう、雪は東京だけでなく関東各地で降った。茨城県・水戸市では梅の花と雪の共演が見られた。千葉県・我孫子市では大雪の雪が舞い、神奈川県・川崎市でも車に積もるほどの雪が降った。このあと夕方からあす朝にかけて東京23区内でも雪を予想。今後警戒すべき点は帰宅時の積雪と交通への影響だ。都心で23cmの積雪を記録した2018年には車の事故が相次ぎ、レインボーブリッジでは約300台の車が動けない事態になった。通行止めが発生するなど混乱も起きた。また2022年1月には都心で積雪10cmを観測。渋谷のハチ公にも雪が積もった。この雪の影響で首都高では立ち往生が発生。さらに日暮里・舎人ライナーが雪のため一時全線が運転を見合わせるなど夕方の帰宅ラッシュを直撃した。あす朝にかけて東京23区の降雪量は3cmの予想だが、数cm程度雪が積もっても大きな影響を及ぼす可能性がある。また関東の平地でも10~15cmの降雪量が予想されており、関東では“警報級大雪”のおそれ。このあとスタジオで詳しく説明する。