自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、安倍派の4人の閣僚から辞表が提出されたのを受け、岸田総理大臣は後任人事を進めている。総理大臣官邸では先ほどから閣僚の後任が呼び込まれ、岸田総理大臣から正式に起用が伝えられている。これに先立ち岸田総理は公明党・山口代表と会談し、松の官房長長官ら安倍派の4人の交代や後任人事の狙いなどを説明し、今後の政権運営をめぐって意見を交わした。閣僚の後任人事では官房長官に岸田派・林芳正前外務大臣、経済産業大臣に無派閥の齋藤健前法務大臣、総務大臣に麻生派・松本剛明前総務大臣、農林水産大臣に森山派・坂本哲志元地方創生担当大臣が起用される。また、安倍派の副大臣5人と政務官1人も事業を提出した。閣僚らは夕方に皇居で行われる認証式を経て正式に就任する。一方、自民党では安倍派・萩生田政務調査会長、高木国会対策委員長、世耕参院幹事長も辞表を提出した。今後、後任の人選や人事の時期について調整が進められる見通し。