アメリカ・トランプ政権下で多くの科学者がアメリカを離れることを検討している。イギリスの科学誌「ネイチャー」は、アメリカの科学者約1600人から回答を得たアンケート調査の結果を公表した。トランプ政権の影響が研究現場に及んでいることを理由にアメリカを離れることを検討しているかどうか尋ねた。全体の75.3%が「理由になる」と回答。大学院生に限れば79.4%で全体よりも割合が高く出た。トランプ政権が政府支出の削減策の一環として連邦政府の予算や研究費科学者を含む連邦職員の削減を強引に進めていることが背景にあるとしている。回答した科学者は「科学を支援する場所ならどこでも(移住する)」、研究者「アメリカで送りたかった生活は不可能になった」とコメント。