2018年にはヘイリー元国連大使をトランプ前大統領はべた褒めしていたが、対立候補となった今は嫌味を飛ばしている。一方でヘイリー氏は若さをアピールしている。各種世論調査では、バイデン大統領対若いヘイリー氏ならヘイリー氏有利と結果が出ている。最新の世論調査でもヘイリー支持が17.1%に対し、トランプ支持が75%と圧倒的だ。ここまで話離されて尚撤退しないのは、共和党内で3分の1ほどいるトランプ拒絶派の中で資金力を持っている人たちが「もしトラ」と呼ばれる状況に危機感を感じて阻止しようとして、ヘイリー氏にお金を流しているという現状があるからだ。資金力があるヘイリー氏に比べ、トランプ氏は前回の大統領選に比べ、献金者が約20万人減り、集金力に疑問があるとの報道がある。またトランプ氏は現在4つの刑事裁判を抱えている。裁判で有罪になったら投票しないというアメリカ国民は6割以上いるため、ヘイリー氏はその場合の受け皿になろうとしているという。24日、ヘイリー氏はサウスカロライナ州での予備選を控えている。