移民問題をめぐりバイデン氏は国境警備隊を増員し法律を改正することで不法移民を減らすと主張したのに対し、トランプ氏はバイデン氏が国境解放を決めたことが原因と批判している。藤崎氏は過去にトランプ氏が裁判にかけるなど厳しく移民に対応したのに対し、バイデン政権になると移民が急増したが、バイデン政権も移民に対して対応を打つ形となったと紹介。三牧氏はバイデン政権がトランプ政権の政策に追従する形となっていると指摘し、一方でバイデン氏はバイデン政権が米国民と結婚した場合は合法移民と認めるなどしているが、移民政策をバイデン氏側は主張できなかったと指摘。安井氏はアメリカの経済回復は受け入れた移民が労働力となったことも背景にあると紹介し、移民の受け入れを巡る模索も始まっていると紹介。トランプ氏側も大学を出た人にグリーンカードを出すべきとの主張が見られるという。鈴木氏はアメリカが厳しい立場を取ればヨーロッパに向かうことも懸念され、これが米欧関係悪化につながることも予想される、共和党が強いテキサス州は民主党の強いニューヨーク州に移民を送るなど、米国内での移民の受け入れをめぐるムードの変化も注意すべきとしている。