ウクライナのポドリャク大統領府顧問は25日、NHKのインタビューに応じ、ウクライナの最大の支援国、米国でことし11月に大統領選挙が行われることを踏まえ、民主党と共和党の候補者の陣営とのやり取りを深めていく方針を明らかにした。そして今月19日に行われたゼレンスキー大統領と共和党の候補者に指名された米国のトランプ前大統領との電話会談について「非常に効果的だった。トランプ氏のチームがウクライナが必要とするものやロシアのリスクなどを理解すると信じる根拠をくれた」と評価した。そのうえで「戦争とはどういうものか実際に見れば感情的にも理解が深まるだろう」と述べ、支援の継続に消極的ともされるトランプ氏にウクライナ訪問を働きかけていく考えを示した。