米国大統領選に向けた民主党・ハリス副大統領と共和党・トランプ前大統領の討論会について。米国・フィラデルフィアから中継。最新情報だが、先ほどハリス氏とトランプ氏、2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件の追悼式典に2人ともそろって出席し、握手をするという場面があった。米国のニュースでは話題になっていた。テレビ討論会について、ハリス氏がトランプ氏を厳しく攻め立てる場面が目立った。有力紙の「ニューヨーク・タイムズ」紙は「トランプ氏は終始防戦を強いられた」と伝えるなど、米国メディアではハリス氏が優勢だったという論調が目立つ。一方、トランプ氏びいきの論調で知られるFOXテレビも「司会者が不公平な運営をした」とは伝えたが、トランプ氏が防戦を強いられたということ自体は否定していなかった。またCNNテレビの緊急世論調査では、「ハリス氏の方がよいパフォーマンスをした」と答えた人が63%とトランプ氏を大きく上回った。ただこの調査で、「どちらの候補がよい経済運営をすると思うか」という質問もあったが、トランプ氏という回答が55%。ハリス氏は35%で討論会の前よりトランプ氏の支持が増えたという。討論会が有権者の投票にどんな影響を与えるのかは、今後出てくる世論調査を見極める必要がありそう。今回の討論会が優勢だったとみたハリス氏の陣営は、早速トランプ氏の陣営に2度目の討論会を提案している。一方でトランプ氏は今朝、FOXテレビの番組に電話で出演し、2度目の討論会については「あまりその気にはならない」と話していた。今回が最初で最後の討論会になったという可能性もある。