サラマクブライド次期下院議員は「歴史を作るため開拓者になるために出馬したのではありません。成果を出すこと、奉仕すること、変化をもたらすのが目的」。男性として生まれながら女性として生きるサラマクブライドさん。連邦下院議会選挙で民主党から出馬し当選。トランスジェンダーを公言している人が連邦議会議員になるのは初めて。これを受けて共和党の女性下院議員は「出生時の性と異なる性別用のトイレを使うことを禁じる決議案」を提出。決議案を提出した下院議員は「男性が女性のプライベートスペースに入らないようにするため。議会だけでなく政府支出を受けるすべての施設に適用されるべき」。民主党の指導部はいじめだと反発。民主党・シェフリーズ下院院内総務は「彼女を歓迎するのではなくいじめるんですか。議会の一員としてみんなで力をあわせるべきではないか」。保守派・共和党・ジョンソン下院議長は「男は男、女は女、男は女になれません、と同時にすべての人に尊厳をもって接するべきだとも思います」。マクブライド氏はSNSに「米国人は毎日、自分とは異なる人生を歩んできた人々と仕事をし敬意をもって関わっている。議員たちにもそれと同じ優しさを発揮してもらいたいものです」。