抗議の声は1人の男性に向けられていた。アメリカミネソタ州・ミネアポリスのホテルで滞在していたのは全米各地で移民の摘発を指揮するボビーノ司令官とみられている。24日、ミネアポリスで移民当局職員が発砲しアメリカ人男性のアレックス・プレッティさんが死亡した現場にも駆けつけた。“移民摘発のトップ”として今、ボビーノ氏に批判が集中していた。プレッティさんと毎日挨拶を交わしていたというコンビニ店員の女性がJNNの取材に応じてくれた。ミネアポリスでは今月7日にも女性が移民当局の職員に射殺される事件が起きたばかりであった。当局の対応をめぐっては批判が集まっている。「銃を持った人物が職員に近づいた」として発砲を正当化する当局だがプレッティさんは銃を出しておらず、職員が押さえつけ銃を取り上げた後捜査官が発砲したとの報道が相次いき当局の説明に“矛盾”が生じていた。ミネソタ州の知事はトランプ政権の移民政策を批判した。さらに与党・共和党からも「指導力の欠如による完全な失敗だ」とのこと。こうした中トランプ大統領は26日、州知事・地元市長と電話会談を行った。現地メディアは移民摘発のトップ“ボビーノ司令官が撤収する”と伝えている。身内からも吹き出した批判を背景にトランプ政権が軌道修正をはかったものとみられている。政権は強硬な移民政策を堅持する姿勢も示している。
