テーマ「令和の米騒動」。商社の兼松で話し合われていたのが海外からの米の輸入。輸入米は大きく2種類ある。政府が関税なしで海外から輸入を義務付けられているいわゆるミニマムアクセス米と民間が関税を払って独自に輸入する米。輸入米で思い起こされるのは今から30年ほど前に起こった平成の米騒動で脚光を浴びたタイ米。国産米に比べて粘り気が少ないにもかかわらず、国産米と同じように調理していたためおいしくないという評判が広がった。今回、兼松が輸入する米はカリフォルニア米。一見しただけでは国産米と大きな違いがあるようには見えないが大きさは国産米と比べると少し長く中粒種と呼ばれる米になる。兼松では今年1万トンを民間輸入する計画。