伊勢神宮は1月11日に、大御神に食事をお供えし願い事をお届けする一月十一日御饌という行事があり大注目の時期。5年前に観光案内人の岡崎さんに案内してもらった。総氏神と崇められる天照大御神を祀った内宮や、豊受大御神を祀った外宮など125もの宮社があり、正式には「神宮」と呼ぶ。敷地は東京ドーム約1200個分。今回は内宮を参拝し作法を学んだ。内宮は右側通行。正宮が進行方向に向かって左側にあることから、少しでも遠い位置から禊を行いつつ徐々に近づくという意味。まずは、日常の世界と神聖な世界を結ぶという宇治橋を渡る。一般的な手水舎もあるが、ここでしか体験できないのが五十鈴川でお清めができる御手洗(みたらし)。作法は、左手→右手の順に清め、最後に飲んだふりをして口を清める。神宮では願い事はせず、日々の感謝を伝えることが習わし。