北野さんは「今月で景気拡大局面というのが55ヶ月目に入ります。過去の景気拡大局面長かった時は、第二次安倍政権、小泉政権や佐藤政権に重なっているので、長期政権がある種必要条件です。12月月例経済報告では、企業収益に関しては下方修正しており、注意していきたいと思っています。中小企業中心に原材料費や人件費の高騰が収益を圧迫しているという面はあると思います。12月の短観の売上高経常利益率は過去50年でも高く、日本経済新聞的に言うと、稼ぐ力がついてきたということになります。ただ、モメンタムの悪化は今すぐダメになるというわけではなくて注意した方がいいです。景気後退局面の5回のうち4回はこのモメンタム悪化局面と重なっています。日本銀行は26年に中立金利に戻そうという計画を持っていて、、そうすると25年、26年というのは景気がいいと思いがちなところがあり、注意して半々ぐらいに見たほうがいいですね」などと話した。