内閣府がきょう発表した今年1月~3月までのGDPの速報値は物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べ、マイナス0.2%となった。これが1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス0.7%で一部の自動車メーカーの認証取得をめぐる影響を受けた去年1月~3月以来4期ぶりにマイナス。GDPの半数以上を占める個人消費はプラス0.04%と食料品など消費振るわなかった。また輸出はマイナス0.6%で自動車の輸出が伸びたものの、知的財産権の収入が減少。一方、輸入は広告・サービス・海外企業への支出が伸び、プラス2.9%と大きく増えたことからGDPを引き下げた。1月~3月ではアメリカのトランプ政権の関税措置の影響は顕著にみられなかった。大手企業は今年度の業績が引き下げる見通しが相次いでいる。