丸紅経済研究所・今村卓の解説。今村さんは「テック企業は今のインド経済ありにも支えているその象徴。インド経済はこれから先5年近く7%近い成長が十分維持できそうというコンフィデンスもあるので資金は集まってくると思う。気をつけたいのは期待がかなり相当先まで織り込んでいる可能性はある。ガバナンスや社会の慣習がインドは古いところがあるので、そのあたりがリスクに含まれることは気をつけたほうがいい」などと述べた。ユーロについてふくおかフィナンシャルグループ・佐々木融の解説。佐々木さんは「ユーロ圏と米国の景況感が全く逆になってきているような感じ。フランスが成立した政権の予算案が通らなくて不信任案が出そうということでフランスの債権が売られ金利が上昇してフランスの長期金利とドイツの長期金利の差が12年ぶりぐらいの差に拡大している。いろいろな面でユーロに対してネガティブな話が出てきていてユーロがちょっと弱くなってきているという状況。ユーロ円の観点でみるとユーロのほうが強いので円安。ユーロの問題も日本の問題もあまり変わらない。円に資金が入っても金利が低すぎるのでキープできない」などと述べた。(日経電子版)