BofA証券・圷正嗣さんがスタジオで解説。日経平均予想レンジは4万円~4万1000円。圷さんは「昨日のマーケットは円高や米国の対中半導体規制を背景に大幅下落したが、昨日の米国株も下げ止まっていないため、本日も売りが優勢になる展開を見込んでいる」などと述べた。注目ポイント:は「日本株上昇基調の背景」。圷さんは「6月末以降、基本的に上昇が続いている。需給的要素、FRB(連邦準備制度理事会)の利下げ期待、トランプトレードの影響があったと思うが、ファンダメンタルズに反した動きではなかったとみている。4月以降のリビジョンの鈍化は本決算で会社計画が保守的だったことを受けての動き、その後、月次統計の確認、アナリストの企業取材、円安の継続を受けてリビジョンが再び上向き始めた。今後について、8-9月、11-12月に2度リビジョンが改善する。PER上昇は第1四半期決算後のリビジョン改善を先んじておりこんでいるように見えるが本決算後に起こるはずだったリビジョンを遅れて反映している。7−9月期はマクロ面で波乱要因が残っているの事実。大統領選をめぐる不透明感、日銀7月利上げのリスク、FRBが9月に利下げを実施できないリスクによって相場は変動しうる」などと述べた。