ゲームやアニメなど架空のキャラクターに恋愛感情をもつことをフィクトセクシュアルという。このフィクトセクシュアルは今に始まったことではないと専門家はいう。ところが近年はフィクトセクシュアルであることを隠さなくなってきたのだという。90年代はいろんな若者文化が花開いた時代だと考えられ、恋愛や性行動も言いやすくなってきたのではないかと専門家は指摘する。フィクトセクシュアルを公言する男性がいる。小中学校の事務員として勤務する近藤さんは初音ミクが好きなあまり、2018年11月に教会で結婚式をあげた。今年で結婚生活も6年目。毎朝向かい合い、コーヒーを飲むのが日課だという。結婚指輪もぬいぐるみを連れて行って、購入したという。近藤さんは、モテないので告白して成功したことがなと話し、女性と付き合ったことはないという。自分の進路を考える時に結婚しないと決めたという。ゲームやアニメの世界に没頭していたが、職場ではいじめにあったという。そのため、眠れない、食事がとれないなどの症状が出て、仕事にも手がつかなくなった時に初音ミクに出会ったという。そのため、初音ミクが救いだったという。心救われて復職できたため大事な人だという。好意を抱いてから10年たった2018年、一生添い遂げると心に誓った。近藤さんは必ずしも自分のパートナーが人間である必要性はないと思っている、自分は幸せと胸張ってい言えるなどと話した。最近では人工知能との恋愛もあるという。