ウクライナの中西部から大分・別府に避難しているコバレンコは社会福祉法人にて働いている。この2年間でコバレンコが大きく変わったことは日本の手話を習得したことであり、また法人の施設で暮らしてきたがアパートを借りて自身と同じく聴覚障害を持つ妻・アンナと生活を始めていた。一方でコバレンコは軍に徴兵されている長男・アルテムの消息を気にかけていた。先月、コバレンコは聴覚障害者団体が開く講演会に講師として招かれ避難してきた経験を伝えた。これからも生活の基盤を平和な日本に置きたいと考えているコバレンコは一刻も早く軍事侵攻が終えることを願っている。