10年前の黒潮は25℃前後で房総半島沖で東へ離れていくが、スーパージャイアント黒潮蛇行は30℃超で東北沖まで蛇行して北上している。黒潮は通常偏西風で東に流れるが蛇行の場合偏西風が北を通るため黒潮が北上してから東へ流れる。また、水蒸気が熱を逃さず温室状態にある。温かい海水が水蒸気を作りエネルギーを台風に供給し台風の勢力が強いまま日本に上陸する可能性が高まる。偏西風の蛇行に伴う新しい高気圧が台風を日本列島に押し込む。
利尻町ではバフンウニの漁獲量が去年9トンだったが今年3トンまで減った。北海道近海の海水温が上昇し昆布が根腐れを起こし不作でエサ不足でウニが不漁になった。東京市場で卵Mサイズの卸値が4カ月ぶりに上昇した。猛暑の影響で鶏が産む卵のサイズが小さい。渋川市にある養鶏場で銅線ケーブルが盗まれ冷房が停止し鶏が大量死した。美浜町では猛暑の影響で豆が枯れて変色し50トン出荷できず約2500万円の被害が出た。京都市では川床のランチ営業を客・従業員の安全を守るため取りやめた。名護市では日差しの影響でパイナップルに穴が空き約50kgが廃棄となった。糸満市にある農園では海ブドウに赤い藻が付着した。
トウモロコシは約100円から158円に値上がり。産地で猛暑や雨不足の影響で出荷数が減少。キュウリも約45円から75円に値上がり。東北産が高温障害などで出荷できない。大葉は例年の2倍ミョウガ小ネギも2～3割高。猛暑で枯れるなどの被害が出て冷房代などのコストが増加した。
笛吹市では桃は雨が少なく暑かった影響で大きくて甘い桃になった。気仙沼市では戻りガツオが豊漁。夏にとれるカツオは細身で赤身が多く脂はほとんどないがことしは丸々と太って脂が多い。