東京・日本橋で、飲食店が集まる商業施設のテナントを運営する河賢男さん(33)は、大手不動産会社で都市開発を担当している。会社ではチームとして働く醍醐味を感じて来たが、個人としての力も試したいと副業を持つことにした。夜、河さんが向かったのは副業先のカフェバル。去年、オーナーとして自ら店を始めた。本業で多くのテナントと接する中、接客や店舗経営を学びたいと考えていた。開業資金が限られていたため、テーブルやイスなどはすべて手作りした。副業を始めて1年、以前は知り得なかった飲食店側の気持ちを実感することができた。こうした副業での経験は本業でも役立っている。テナントを募集する際、内装費は全額河さんの会社で負担することにしたところ、出店を希望する店が殺到し、人気店や有名店も入り、施設の注目度を上げることが出来た。河さんが務める会社では副業申請する人が増え続け、社員全体の7%以上に上っている。副業では本業では経験できないことを経験でき、前向きな気持ちを醸成することなどにつながる。
副業をいくつも掛け持ちすることで自らの成長を図ろうとする人もいる。高千穂香織さん(28)の本業は中小企業診断士。やりがいを感じていたが、他の仕事にも挑戦したいと、副業を持つことにした。1つ目の副業は専門学校の講師。2つ目の副業はオンラインイベントの司会。さらに、WEBライターとして副業の経験を記事にするなどして発信している。また、企業セミナーで講師もしている。忙しい日々だが、自らの成長を実感できているという。
副業をいくつも掛け持ちすることで自らの成長を図ろうとする人もいる。高千穂香織さん(28)の本業は中小企業診断士。やりがいを感じていたが、他の仕事にも挑戦したいと、副業を持つことにした。1つ目の副業は専門学校の講師。2つ目の副業はオンラインイベントの司会。さらに、WEBライターとして副業の経験を記事にするなどして発信している。また、企業セミナーで講師もしている。忙しい日々だが、自らの成長を実感できているという。