いずれも投票日が来週に迫る自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙。代表選挙は、3日後と大詰めを迎えている。自民党総裁選挙。党の主催としては最後となる地方演説会が、島根・松江市で行われた。地域の産業を振興し、生活の質の向上や国土の強じん化につなげるとする発言が相次いだ。高市経済安保相「日本列島を強く豊かにする」、小林鷹之氏「日本各地に世界と勝負できる産業のかたまりをつくりたい」、加藤元官房長官「地域で生活する基盤は国が守るべき」、石破元幹事長「地方には大きな可能性がある」、茂木幹事長「中山間地域でも農業が営める形をつくらないと国土の保全もできない」。地方で深刻な人口減少への対応や、中山間地の利便性向上も論点となった。小泉進次郎氏「自分らしい生き方、働き方ができる日本に変えなければ」、上川外相「地方の成長戦略が何よりも大事」、河野デジタル相「世界中で自動運転の車が走っている。将来のために必要な改革を今やり遂げていきたい」、鳥取と島根など、参議院選挙で導入されている選挙区の合区の解消を目指すとする主張もあった。林官房長官「法律をつくってでも最高裁に挑戦してでもやらないければならない」。