着物姿の女性たちが踊るタップダンスのステージ。先月、石川・加賀市にある350人以上が滞在した2次避難所で被災者を喜ばそうと企画された。一際注目を浴びたのが子どものダンサー。小学1年~6年までの女の子たち。加賀の温泉が舞台の映画「レディ加賀」。町おこしに奮闘する女将たちを描いた作品。その1シーンに登場するのがタップダンス。映画にちなんで町おこしに繋げたいと去年12月に結成されたのが加賀市内の女性たちによるタップダンスチーム。そんな中、今回の地震が発生。能登半島ほどの揺れではなかったものの経験したことのない地震に子どもたちは恐怖を感じたという。避難生活が続く皆さんへ子どもたちには届けたい気持ちがあった。「不安なことをその時間だけでも吹っ飛ばしてほしい」等と話した。そして本番。まだ練習中の演技だったが子どもたちは精一杯披露した。被災者は「あんながまで見せてもらって本当に申し訳なくてね」「これから先どうなるか心配ですわ。でも皆さんが大変よくしてくれるのでありがたい」と話した。炊き出しのお手伝いも積極的に参加した子どもたち。「一日でも早く日常に戻って皆で楽しめる生活ができたら」等と話した。