英国では来月4日に総選挙が行われる予定で、14年ぶりの政権交代が現実味を帯びている。討論会では保守党・スナク首相が“就任後にインフレ率下げた”とアピール。労働党・スターマー党首は“増税対象は富裕層・エネルギー企業などに限る”と反論。不法入国者をアフリカ・ルワンダに強制的に移送する政策について、スナク首相は“総選挙後に最初の便が出発する。私が首相のままなら飛行機は離陸し抑止力となる。あなたはどうするつもりか”と問いかけた。スターマー党首は“かつて検察官として国境を越えて活動する犯罪組織を取り締まっていた。組織撲滅は可能”だと述べ、予算を密航業者の摘発に振り分ける考えを示した。