アメリカ労働省が12日に発表した6月の消費者物価指数は、1年前と比べ3.0%上昇し、伸び率が12ヶ月連続で縮小した。伸び率は市場予想をわずかに下回り、2021年3月以来、2年3ヶ月ぶりの低い水準となった。前月比はプラス0.2%で、市場予想を下回っている。項目別では、エネルギー価格が1年前と比べマイナス16.7%と大きく下落したほか、中古車価格もマイナスとなっている。一方、住居費はプラス7.8%となっている。変動が激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は、プラス4.8%と、2021年10月以来の低い水準となっている。