スピードスケート。ミラノコルティナダンペッツォオリンピックのプレシーズンとなる今シーズンの国内開幕戦・全日本距離別選手権が明日から3日間行われる。注目するのは男子短距離の村上右磨。女子の第一人者・高木美帆から卓越した技術を学ぶなど新たなチャレンジを続けている。村上は北海道出身の31歳。ワールドカップ優勝2回という実力者の最大の持ち味は最初の100メートルまでの加速力。初出場だった前回の北京オリンピックの500メートル。前半100メートルは全体4番目のタイムで通過した。しかし残り200メートルの減速が大きく8位に。滑り終えたリンクで感じたのは悔しさだけだったという。新たなチャレンジの一つが高木美帆が立ち上げたチーム「team GOLD」への加入。世界で一番上手と感じる高木と意見交換し、股関節や足首の使い方を模索している。