ミラノ・コルティナ五輪まであと2日。女子スピードスケートの注目は吉田雪乃選手(23)。去年12月の全日本選手権の女子500mで初優勝してオリンピック初出場を決めた。昨シーズンから頭角を現し、W杯開幕戦で初優勝。この種目で優勝したのは平昌金メダルの小平奈緒さん以来の快挙だった。去年12月に長野・エムウェーブで取材。スピードスケートはナショナル強化チーム・個人チームに所属し、集団で練習する選手がほとんどだが、吉田は1人で練習を行う。出身は岩手・盛岡市。小学4年でスケートを始め、インターハイを優勝するなど、将来を期待されていたが、今でもやめたいと思うぐらいスケートは大嫌いと語り、競技引退も考えたという。高校卒業後は森岡の企業に就職し、チームには所属せず、高校時代のスケート部監督・植津先生と二人三脚で競技を続けた。今シーズンからは五輪3大会出場の及川佑さんがコーチ兼練習パートナーとして加わった。この日はスタートの練習に取り組んでいた。世界最速のスタートダッシュと称賛されていた及川さんは吉田選手のスタートが短距離選手として上手じゃなかったと振り返る。去年の全日本選手権では100mを全体1位で通過。北京銀メダルの高木美帆選手に勝利して優勝、ミラノ・コルティナ五輪出場を決めた。植津先生など結果を出せる環境を作って人に恩返しして、笑顔で終われるようなレースをしたいと語った。
