北京市最大の海鮮市場では多くの日本の海産物を扱ってきた。しかし日本の食材を使っているエリアや中国産の売り場も閑散としていた。中国政府が核汚染のリスクを強調し続けた結果消費者の海鮮離れが進み中国産への警戒心も高めたという。これまで中国は日本から年間10万トンの冷凍ホタテを輸入し殻剥きをしてアメリカなどに高値で輸出してきた。禁輸措置により中国で消費しないホタテすら輸入できなくなったという。また中国の水産業者は日本産のホタテを中国産と表記し販売しているという。中国政府が処理水放出前に輸入した日本の海産物の加工・販売も禁止したため以前の在庫も売れない状況となっている。