中国では5日に全人代が開幕。テーマの一つに雇用環境の改善が掲げられた。中国では就職難が加速ているが、若者たちはその中でも自分たちの価値観を優先させている。またダンスや楽器の演奏を学ぶ夜間学校が若者の間で人気を集めている。中国では3年前、過酷な競争に疲れた無気力な若者を表す寝そべり族が社会現象になった。コロナも落ち着き価値観が多様化したことで、お金だけではない豊かさを求める若者が増えてきているという。中国政府は大学に対し卒業生の就職に責任を負うよう、また企業に対して雇用を増やすよう求める通知を出した。全人代では若者の価値観の多様化が進む中、踏み込んだ雇用対策の指針が示されるかが焦点となる。