中国総局・石川慎介総局長が解説:中国はしたたかに立ち回っている印象だが、ロシアはどう捉えているのか「ロシアも、中国がしたたかにふるまう相手であることは理解はしているが、欧米との関係が断たれている中で第2の経済大国、中国に頼らざるをえないのが実情。今回のロシア・プーチン大統領に随行しましたメンバーからも見て取れる。ロシア側の発表によるとベロウソフ新国防相などに加え、エネルギーや経済発展、運輸、極東開発を担当する副首相、閣僚、大手企業のトップが経済関係者が勢ぞろいしていて中国に経済を依存していることを如実に示した形」。
中国総局・石川慎介総局長が解説:米国は、制裁や関税の引き上げなど中国への圧力強めていることについて「中国・習近平指導部は、去年11月の米中首脳会談で、両国関係の安定化を図ったにもかかわらず、米国側からの相次ぐ圧力に憤りを感じていると見られる。さらに中国が核心的な利益と位置づけている台湾について、米国が安全保障分野での結び付きも強めていることに、いらだちを強めている。こうした中、今月20日の台湾・頼清徳新総統の就任式の前に、ロシア・プーチン大統領を招いて連携を誇示したのも、米国をけん制する意図が透けて見える。プーチン大統領はウクライナ侵攻が長期化する中で、米国の影響力をそぐためならなんでもすると、いわんばかりの姿勢を示している。中ロ関係の主導権を中国が握りながら、国際社会の中で連携を一層強めていくものと見られる」。
中国総局・石川慎介総局長が解説:米国は、制裁や関税の引き上げなど中国への圧力強めていることについて「中国・習近平指導部は、去年11月の米中首脳会談で、両国関係の安定化を図ったにもかかわらず、米国側からの相次ぐ圧力に憤りを感じていると見られる。さらに中国が核心的な利益と位置づけている台湾について、米国が安全保障分野での結び付きも強めていることに、いらだちを強めている。こうした中、今月20日の台湾・頼清徳新総統の就任式の前に、ロシア・プーチン大統領を招いて連携を誇示したのも、米国をけん制する意図が透けて見える。プーチン大統領はウクライナ侵攻が長期化する中で、米国の影響力をそぐためならなんでもすると、いわんばかりの姿勢を示している。中ロ関係の主導権を中国が握りながら、国際社会の中で連携を一層強めていくものと見られる」。