中国で人生で最も重要な試験とも言われる全国統一の大学入試「高考」が始まった。この試験の点数で基本的に大学の合否が決まる。去年、受験者数が過去最多を記録したが、ことしは8年ぶりに減少。受験者数は1335万人と去年から0.5%減った。その背景の1つが中国経済の低迷。現在中国では4月時点の若者の失業率が15.8%と高く、大学を出ても就職が難しい状況が続いている。そんな中、若者の間で話題になっているのが「ネズミ人間」。中国のSNSなどに投稿され、社会への不満などから何もしない、頑張ることをやめた人を指すそう。中国の若者が置かれている状況が不安定さを増す中、新たな道を選ぶ若者も急増。終え禁止にある学校では海外留学を見据え、語学中心の授業が行われている。