中国・上海から中継で上海支局・高田裕介が解説した。中国ではきょう11月11日を「独身の日」としていて、通販サイトなどで大規模セールが行われる。去年の販売額は約30兆円。ジャンルは40以上、カテゴリーは1000以上。一方で、中国で商品の返品が問題になっている。「独身の日」など大型セール時の返品率は約60%。タグ付きのまま短期間着用した後、返品する消費者もいて、羊毛党(タダ得狙いの消費者)の問題が報じられている。企業側は返品防止「巨大タグ」を付けるなど対策をしている。北京の衣料品店では巨大タグでは効果がなかったため、ファスナー部分にダイヤル式の南京錠を付け、取引完了ボタンを押さないと番号は教えてもらえないという。今年は財布の紐が固くなっている印象がある。政府は買い替え促進の補助金を出すなど、今年1年で6兆円を使って消費を促している。当初「独身の日」のセールは11月11日のみだったが、年々延びていて今年は先月15日からセールが始まっている。セール期間を長くして通販会社などもたくさん買ってもらおうとしている。令和ロマン・松井ケムリは「勝手に返品してたら企業としても大ダメージで、結局消費者に回ってくる。それは日本にも影響がありそうだから、モラルを持って買い物をしてほしい」とコメントした。
