経済が減速する中国では特に16歳~24歳の若者の失業率が高止まりしている。先月に発表されたこの年代の失業率は18.9%と今年最も高くなっている。こうした中、臨時雇用で働く人たちが急速に増えていて、今年年末までには3億2000万人余が臨時雇用になるとみられている。北京でフードデリバリーに従事する若者を取材した。20歳の男性は1年間北京でフードデリバリーに従事している。毎日13時間働き、5000円程度の収入を得ている。この2か月で休みはわずか1日しか取っていないという。世界最大の臨時雇用市場では激しい競争が当たり前となっている。カリフォルニア大学のリ氏によると、フードデリバリーの仕事に就いた人に話を聞くと、限られた仕事の中で一番良かったからだという。激しい競争が繰り広げられるフードデリバリーでは注文を受け、良い顧客を維持することは難しい。中には危険な行為で雇用を維持する人もいる。男性は20分と決まっている配達時間を守らなければ罰金を命じられるため、急いでいる時は信号無視やスピード違反も厭わないという。
