来月2日に今の健康保険証は新規発行が停止され原則、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行する。この新たな仕組みを受け入れる医療機関は、今、さまざまな課題に直面している。マイナ保険証への移行を前に一日に100人ほどの患者が訪れる東京・北区のクリニックではシステムの大規模な改修に迫られている。改修にかかる費用では見積もりは312万円余り、さらにメンテナンスなどの費用で110万円余りかかる。さらにマイナ保険証の導入で個人の医療情報がほかの病院や薬局と共有できるようになった一方で、情報が外部に流出することがないようセキュリティー対策も強化する必要がある。