独自の節約術で資金を増やそうとする年金受給者も。松田さん夫妻は値上げラッシュが続いた22年の夏に濡らしたシャツを着て暮らすなどの節約術を取り組んでいた。物価高が進む中で夫婦は去年11月に夫の兆司さんが頭にけがをし回復するも歩行移動が困難になった。通院治療費は月に10万円。月25万円の年金から通院治療費を捻出するには月15万円で生活する必要がある。そこで夫婦が選択したのは費用を捻出すべく節約をレベルアップするという。エアコンと携帯電話をもたないこれまでの節約に加え、電子レンジなどの家電も外し節電を行う。電気カーペットだけにした。さらに食費は自家栽培で野菜を節約。こうして節約することで手元には3万円ほどが残る。