ホワイトハウスに招かれてバイデン大統領と会談したトランプ次期大統領。政権移行に向けた重要な引き継ぎの機会。会談ではバイデン大統領から内政、外交の重要課題について説明があったという。今、戦闘が続いているウクライナ、中東に加えて中国、台湾、北朝鮮と外交問題は山積している。バイデン大統領は基本的には米国が主導するものの同盟国と協力しながら物事を進めるアプローチ。トランプ次期大統領は大きく異なり、米国第一を掲げ外国の支援に割く予算があるならば米国国内に優先的に使うべきだという主張。また、NATOなどの同盟国軽視も指摘される。一方で、トランプ次期大統領はそう簡単にウクライナ支援から手を引くことはできないという指摘も出ている。前外相・クレバ氏はウクライナが完全に崩れて混乱に陥ればトランプ氏の失敗とみなされると指摘した。そのうえで、トランプ氏がバイデン大統領のアフガニスタンからの米軍撤退の混乱を批判していたことを念頭にウクライナがトランプ氏にとってのアフガニスタンになるのは避けたいはずだと分析している。
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